暮れ行く２００３　　'03.12.31

あっという間に２００３年も終わりを告げようとしています。今年はお蔭様で忙しくさせて頂きまして、「和知の家」「宇治・琵

琶の家」「四条大宮のタウンハウス」「西ノ京のサロン」「通り土間の家」「科長の郷・作業棟」「壬生の家」などの仕事と、い

くつかのリフォームを完成させることができました。

また来年竣工に向けまして、引き続きいくつかのプロジェクトを進行させて頂いております。

年の瀬に思いますのは、いつもと変わらずこの一年に出会い、お付き合いさせて頂いた多くの方々への感謝です。クライアントの

皆様を初めとして、現場での職人さんや学校での学生さん、雑誌などのメディアの方々など、様々な方との出会いを通して、自分

が高められていくことを感じます。建築家というものは独り善がりに机に向かって考えてばかりいるように思われることもあるの

ですが、実はそうではなく、現場をはじめとする”人”との関わりを通して建築やものごとを考えて行くべきものなのです。

クライアントがいなければプロジェクトもなく、またその建築を使い住まう人がいなければ、つくられた場所は”空間”と成り得

ないからです。（このあたりはまた改めて書きたいと思います）

来年も新たな人との出会いや、今まで付き合って頂いている多くの方との語らいを通して、建築を考えていきたいと思っておりま

す。どうぞ来年もよろしくお願い致します！！（角田曉治）

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