暮れ行く２００４　　'04.12.31

２００４年も大晦日を迎えました。

今年は母校の大学への着任もあり、忙しい中にも刺激のある日々を過ごさせて頂きました。

またいつものことながら、様々な方々との出会いがあり、お蔭様でいくつかの建築を完成させることができました。

今年は「亀岡の家」「伏見の家」「紫野の家」「岩倉の家」そして「下鴨の家」の５件が竣工致しました。それぞれの住まいが、

そこに暮らす御家族にとっての毎日を、より豊かなものにしてくれることを切に祈っています。

年の瀬にいつも思うのは、良き人達とつながりを持てたことへの喜びです。と同時にその期待に応えられたのだろうか、という不

安を常に持ち続けています。いくつかの仕事をこなしてくると、良い意味でも悪い意味でも要領を得てきます。ともしますとそこ

に、建築としてこれで成立しているのか（機能的には問題無いのですが）という、建築家として当然の問いかけをなおざりにする

という悪しき状況のまま事が運んでしまう危険性が潜んでいます。新しい年を迎えるにあたり、今一度初心に立ち返って建築を考

えねばならないと、気持ちを新たにしています。２００５年も頑張ってよい建築を一つでも多く創り出したいと思います。

どうぞ来年もよろしくお願い致します！！（角田曉治）

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