暮れ行く２００８　　'08.12.31


2008年も今日で終わろうとしています。

今年一年も、クライアントを初め多くの方々のおかげを持ちまして、アトリエと大学の二足の草鞋で設計活動を行えましたことを、深く感謝致します。有難うございました！

今年は「西賀茂の家・H邸」「一乗寺の家」「西賀茂の家・AK邸」「下鴨の家・T邸」等が竣工し、「嵯峨野の家」が着工しました。それぞれがクライアントとのやり取りを通して生まれ出た、愛着のある建築です。いつものことながら、それぞれの住まいがクライアントの暮らしに根付き、それぞれに醸成していくことを願っております。

さて、住まいに何を求めるかは人それぞれです。私は暮らしに纏わる”道具”の最たるものが住宅ではないか、と考えています。道具はその「用」（機能）を満足することが第一ではありますが、それに加えてそれ自身が持つ雰囲気を味わうことや、使うことの楽しさや喜びを感じられることが重要であると考えます。必要にして十分な機能と表現を追求しつつ、使い込むほど、住むほどに味わいの増す建築が理想です。

そのような雰囲気と味わいを持つ建築を作り出せるよう、取り組んで行きたいと考えております。

来るべき200９年もどうぞ宜しくお願い致します！！（角田曉治）

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