Condominium in Katsura
都市に対する連続性と自律性をあわせ持つ集合住居
重層的な意味が付与された壁を持つ集合住居である。同じクライアン
トによる既存建屋に向かい合って建ち、そのファサードと呼応して一
つの領域を生み出すことを意図している。街並に対して屹立する巨大
な壁面は前面の駐車スペースを受け止め、アルミルーバーのスクリー
ンとともに奥に展開する中庭のプライベート性を高めるための、物理
的・心理的な結界として機能する。単体の建築としての自律性を保ち
つつ、既存の建築との形態的・視覚的な関係を生み出すことにより、
「連歌」のように新たな世界が展開することを試みている。
■計画地 ：京都市
■構造・規模：ＲＣ造 F３ Ｂ１ Ｐ１
■建築面積 ：１５４．２１㎡
■延床面積 ：４９４．５７㎡
□設計期間 ：H.２４．０１ ～ H.２４．０６
□工事期間 ：H.２５．０１ ～ H.２５．０９
ＷＯＲＫＳ