House in Kamigamo-K
既存躯体を利用した垂直につながる家
京都の北の斜面地に建つ住居。２階建の既存コンクリート躯体の強度
を調査・検討の上、それに手を加えて活用し、その上部に木造の２層
分を乗せて構成した、サスティナブルな建築である。既存躯体と上部
の新設部分をつなぎ、ファサードに一体感を持たせるアイテムとして
全面的に木竪格子を採用している。内部はフロアが４層にわたるため、
各層をつなぐ階段の在り方やそのつながり方を重視するとともにそこ
を歩いた時に、家の中や窓を通して見える外部の風景の変化を楽しむ
ことができる空間構成を意図した。３階のリビングから連続する外部
のデッキに出ると、吹き抜ける風とともに京都の街並みを一望するこ
とができる。
■計画地 ： 京都市北区
■構造・規模 ： 鉄筋コンクリート造（既存部）＋木造在来工法 F２ B２
■建築面積：７０．２９㎡
■延床面積：２０６．６３㎡
□設計期間 ： H．１５．０７ ～ H．１７．０４
□工事期間 ： Ｈ．１７．０５ ～ Ｈ．１７．１１
ＷＯＲＫＳ