河原町のペントハウス

２０１２

・






・　

入れ子構造＆イリュージョナルな床の間の試み

京都市内に建つマンションのリノベーション。

典型的なマンションのプランで作られ、あまり活用されていなかったリビングスペースを

レベル差を伴った畳の間としてつくり、リビングの新たな場所を創出した。

畳の間に面した二つの壁面を曲面のコーナーで連続させ、

新たに設けた床の間の甲板をもう一つの壁に延長させることで、

畳の間だけではなくリビングスペース全体の床の間としても機能する入れ子構造を持った床の間を意図した。

既存の和室の収納は、前面に置き床を設けた床の間として位置付け、

パースペクティブを利用して扉の仕上げを構成することにより、

視覚的に奥行きを持つイリュージョナルな床の間を出現させた。

・

■計画地　：　京都市　■構造・規模　：　ＲＣ造　F１４

□設計期間　：　H．２２．０３ 〜 H．２３．０２　□工事期間　：　Ｈ．２３．０７ 〜 Ｈ．２３．０９

・