京都工芸繊維大学 同窓会館
KIT PAVILION
木造モノコック構造のパビリオン
京都工芸繊維大学の同窓会館であるこの建築はW.M.ヴォーリ
ズ設計の木造住居に隣接して建つ。屋根と壁が一体の木造パネル
となって成立するモノコックな構造体により、ワンルームの大き
なスペースを形成しながら、空間に変化を生み出している。オー
バーハングして張り出す鋭角的な屋根は、ヴォーリズ建築が持つ
屋根のコンテクストを継承し、それを見る角度によって多様な形
態となって立ち現れる。スロープのアプローチは、それを介する
ことで本学OBの原風景とも言える比叡山への眺望を来館者に提
供することを意図している。
■計画地 :京都市
■構造・規模:木造 F1
■建築面積 :84.73u
■延床面積 :80.83u
□設計期間 :H.21.04 〜 H.21.09
□工事期間 :H.21.12 〜 H.22.03
WORKS