House in Murasakino
立体で考える風の道
狭小な敷地に建つ木造３階建住居である。三層の各フロアはそれ
ぞれの役割を持ちつつも、開け放てば一つの空間となる。準防火
地域における木造３階建住居であるが故の開口部の制限を補い、
自然の風の通り道を確保するという命題から、平面・断面におけ
る各々の床や各室の在り方、そしてその相互のつながりのための
構成手法が導かれた。そして何より、厳しい条件の中で自らの暮
らしを見つめるクライアントのしっかりとした眼差しが、この建
築を住居として成立させている。
■計画地 ：京都市北区
■構造・規模：木造 F３
■建築面積 ：２９．８１㎡
■延床面積 ：８６．３３㎡
□設計期間 ：H.１５．０８ ～ H.１６．０４
□工事期間 ：H.１６．０５ ～ H.１６．１１
ＷＯＲＫＳ