House in Yakushiyama
空間の節度と回遊性の共存
京都市内に建つＲＣ造＋木造の混構造住居である。１階は乗り物
好きなクライアントのためのガレージスペースを確保するために
ＲＣ造とし、リビングをはじめとする生活空間は木造で構成され、
コンクリート躯体の上部に載せられている。ガレージの奥には車
を鑑賞できるホビールームが配置されている。２階の木造部分は
シンプルな切妻屋根が掛けられ、その上に京都の街並を望むこと
のできるガゼボが載せられている。平面的にも断面的にも緩やか
に連続する各スペースには、暮らしの機能性を高め、視線や風、
光が行きわたる回遊性が仕込まれている。屋根の木構造体は内部
にも現され、大屋根に包まれる安心感を生み出している。一つ一
つの空間の性格を尊重しつつ、緩やかな節度をもってそれらを共
存させることがテーマとなっている。
■計画地 ：京都市
■構造・規模：ＲＣ造＋木造 F２
■建築面積 ： ８６．５７㎡
■延床面積 ：１６６．４７㎡
□設計期間 ：H.２４．０９ ～ H.２５．０９
□工事期間 ：H.２５．０５ ～ H.２５．１１
ＷＯＲＫＳ